英会話学校に3年間通ってわかったこと

英会話をはじめよう!と思い、都内の英会話学校に通って3年間でわかったことなど。

英文法の次は単語とリスニング

英会話学校にいこうか悩みながら文法をおさらいして1カ月。参考書を解いてばかりも飽きてきた……、そこでモチベーションを下げないためにおすすめなのがゲームです!

 

これまた英語学習アプリはいろいろありますが、App内課金するのしないのでいちいち迷ったり結局やらなくて損したり、単調すぎて飽きたり、会話(実践的)じゃなかったり、他人と比べてへこんでやる気を削がれたり……と、そんな経験はありませんか?

それらが続かない理由は一つ、面白くないからです。

 

そのトレーニングは楽しいか?

英会話だってやり始めても楽しくなかったら続かないでしょう。

だから、ここで私がお薦めする英語学習ゲームは、楽しくかつ有能なものです。

英語が苦手な大人のDSトレーニング もっとえいご漬け

英語が苦手な大人のDSトレーニング もっとえいご漬け

 

 『英語が苦手な大人のDSトレーニング もっとえいご漬け

さすが任天堂英語学習ソフトなのに面白い! ゲームをコンプリートしたくなる欲求に駆られてどんどん進めたくなります。

  • 単語をペンで手書き入力するので暗記しやすい
  • ヒアリングしながらそれを一文字ずつ書くので(ディクテーション)、耳と目と手で日常会話を文章ごと覚えられる
  • 様々なシチュエーションで英会話に慣れることができる(リアルな英会話表現)
  • 各国の英語訛りをリスニング練習できる(国別に別れているので練習しやすい)
  • 映画のフレーズ聞き取りはすごく実践的(聞きやすく発音されてないネイティブの自然な発音のため)
  • ミニゲームもついついコンプリートしたくなる


そして、気づいたら「継続は力なり」を私は体感してました。これには本当に驚きました。

私は最初、「映画の聞き取り」が難しく、何言ってるかわからん!と途中で投げ出して、通常の会話の聞き取りの方を毎日こつこつクリアしていきました。そうしてミニゲームをやったりしながらLevel4までクリアした頃(Levelは最高で7まであります)、結構がんばったな~と一息ついたら、ふと映画の聞き取りをやってみるかという気になって再び挑戦してみたのです。

すると、「聞きとれるじゃんこれ!!!!」となっていたのです!

自分の英語の上達が体感できたのはこれが初めてで、本当にびっくりしました。英語耳ってやつでしょうか。


もっとえいご漬け English Training trailer

 

そして、このゲームは英会話学校が始まってからもさらに活用できることがわかりました。それはやはり様々なシチュエーションによる会話表現を、そのまま実践で使えるからです。

 

DSのソフトとして2007年に発売されたので少し古く感じますが、英語教材としては古く感じさせません。むしろ、中古で出回っているので安く入手できて重宝します。(1,000円台で売っています。)

本体は現状、3DSが主流となっているので、上位互換である3DSを購入しても問題なく使えますし、こちらも中古で1万円台くらいで入手可能です。えいご漬けだけのために本体を買うのはな、と思うかもしれませんが、英語耳をゲットできる上に、英会話で使えるフレーズがたくさんあり、なが~く遊べるので損はないと私は思います。

ほかにもいろいろと英語の学習ソフトを試してみましたが、やはり楽しいと言えるのはえいご漬けだけでした。

 

おまけ

せっかくなので、こちらも。

3DSの『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』というゲームは日本語版でも、言語を英語にしてプレイできるので、また違った意味で3DSを英語学習に活用できますよ。

英会話の辞書には英英辞典が必須!

さて、英会話をはじめようか悩みつつも、まずは英語のおさらい勉強をはじめたところ、電子辞書が欲しくなりました。

今なら辞書アプリをスマホに入れて持ち歩ける時代なので、わざわざ電子辞書を持ち歩く必要はないかもしれません。しかも無料アプリなどもありますが、さすがに無料ですとそれなりの解説と広告表示によるストレスがかえって勉強の妨げになります。

いずれにせよ、最も重要なことは、英和・和英だけでなく「英英辞典」が入っているかということです。

 

なぜ英英辞典が必要か

それには2つ理由があります。

1.単語が持つ本来の意味を直感的に理解・記憶することができる

英語を勉強していくと段々、日本語に訳すとうまく覚えられない単語に出くわす機会が増えてきます。そうなったときに、英英辞典で単語を英語のまま覚える(日本語の意味に縛られない)からこそ、単語が持つ本来の意味を直感的に理解し、覚えることができます

  • 英単語を日本語にして覚えようとしたイメージ
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  • 英英辞典で覚えたイメージ
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※イラストの中の「sb」は「somebody」、「sth」は「something」のこと。

2.言い換えて表現することができる 

会話では単語が思い出せないことは多々あるので、そういうときに「英語で意味を説明する」癖がついていれば、会話中に辞書を調べながら話す必要がなくなります。

また、言い換えられる語句を覚えることで、ボキャブラリーが増えていきます

 

授業での出来事

レッスンの後、私は先生から”I'm curious to see your homework.”と言われました。宿題のテーマが面白かったので、宿題の内容が知りたい、つまり「宿題を楽しみにしてますよ。」という意味でおっしゃったのだと思います。ここでは、”curious”とは「知りたがる」という意味ですが、もし英作文をするとき、和英辞書でこの単語を探すのはちょっと大変です。

なぜなら、これを単純に英訳すれば"really want to know"になってしまうからです。だから、日本語の意味ではなく、この単語のまま覚えなくてはなりません。

 

さらに、こういった単語は例文で覚えた方が理解しやすいし、会話でも使いやすいので、例文の豊富な辞書を選ぶとよいと思います。

 

こちらの記事も参考に

英会話学校に通い始める前にやっておきたいこと

英会話を始めようかな、英会話学校はどこにしようかな、と悩みながらも、まずはやっておきたい準備編です。


英語テキストによる文法のおさらい

高校や大学などで英語を勉強していた頃からブランクがある人は、まずは簡単にでも文法をおさらいしておくことをおすすめします。

はじめての英会話に対する不安が少しでも減りますし、何より英語にじっくり触れる環境を少しずつ構築する心の準備として最適です。

私は英会話やりたいな~から始まり、でも費用が高いしな~と、英会話学校に通うかどうかで2ヶ月くらい悩みました。ただ悩みながらも、とりあえず無料体験を受ける前に、まずは少し勉強しておこうと思いテキストを購入しました。

 

英語学習におすすめの教材

イギリスの大学で、海外の人向けに英語・英会話を教える授業で教科書として使われている、"English Grammar in Use with Answers"が非常にオススメです!

English Grammar in Use with Answers and CD-ROM: A Self-Study Reference and Practice Book for Intermediate Learners of English

English Grammar in Use with Answers and CD-ROM: A Self-Study Reference and Practice Book for Intermediate Learners of English

 

この教材は、なんと言っても英国で作られた英語の文法の参考書ですから、日本語に和訳することで起きる誤解が生じません。(例えば、"should"と"had better"を和訳すると「~すべき」や「~した方がいい」になりますが、実際の違いはこの訳の違いではありません。)

 

内容は、見開き2ページ毎に、文法の解説例文、そしてそれに関する練習問題(演習)があり、自分の理解度を各項目ごとに確認することができます。

※下の写真は第3版。(現在、最新版は第4版でカラーになっています)。

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私は購入時期が古かったので、一つ前の第3版を愛用しています。^^

もっと中身を確認したい人は、洋書の置いてある本屋さん(紀伊国屋書店八重洲ブックセンターなど)で、実際に手にとってみるといいかと思います。

 

ボリュームがあるので、私は受講前に特に苦手な部分だけ軽くおさらいしました。

受講後は、レッスンの教材・内容に合わせて、予習用の参考書として活用しました。

 

ちなみに、前述の"should"と"had better"の違いについてはこちら。

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「いつ始めるか」に最適な時期

私は当初、「やろうと思ったときが始め時」なんて思っていましたが(いや、今も実際そう思ってますが…笑)、始める日を決めるには注意が必要なんです!

 

教育訓練給付制度には条件期間がある

知っていないと損をする、それが「教育訓練給付制度」の条件となる期間です。

教育訓練給付とは:労働者や離職者が、自ら費用を負担して、厚生労働大臣が指定する教育訓練講座を受講し修了した場合、本人がその教育訓練施設に支払った経費の一部を支給する雇用保険の給付制度です。


給付を受けるには、雇用保険の被保険者であった期間が初回の人は「1年」、2回目以降になると「前回の教育訓練給付金受給から今回受講開始日前までに3年以上経過していること」などの条件があるので、自分がその条件を満たしている日から受講を開始するのがお得です。

 

給付申請するのは受講が終わる頃だけど、条件は受講開始日

レッスンを始める前にあらかじめ英会話学校側から教育訓練給付制度の案内があると思いますが、「このレッスンは対象コースなので、給付金がもらえますよ」程度なので、その条件までは説明がありません。

さらに、給付申請をするのは受講コースが終わる頃のため、ハローワークに申し込みに行ったら支給資格がなかった! なんてことにならないためにも、受講前に自分で確認することをお勧めします。

 

その年々で条件が変更されることがあるので注意!

制度の条件は変更されることがあるので、厚生労働省のホームページで確認するか、自分の会社の管轄であるハローワークに確認すると間違いないと思います。

 

私の失敗談……

この制度を利用して、私はこれまで2回給付を受けたことがあったので、今回も制度対象コースを受講すれば、また同様に給付がもらえると思っていました。

しかし、条件があることに気づいた時にはすでにレッスンを開始しており、あと数日待っていれば支給されたのに、時すでに遅し。最初の受講コースでは給付はされませんでした。

ですが、その後、私は再び制度対象コースを申し込み、条件もきちんと満たしたので、今度はちゃんと支給されました。

みなさんもどうかご注意くださいませ。^^;

はじめての英会話学校選び

その学校は楽しいか?

私は会社で英語を使うために英会話を勉強しはじめました。とは言っても、ビジネス英語だけではなく、海外の人と友達になれるようなカジュアルな英語を身につけたいとも思い、楽しめることを重視して英会話学校を選びました。

私がはじめて英会話学校を選んだ基準は以下の3つです。

  1. マンツーマン授業
  2. 講師やスタッフが親しみやすい
  3. 時間が長い


マンツーマン授業がいい理由

英会話を楽しむためには、ある程度、自分のことや相手のこと、趣味や家族・友人のことなどを話す、または練習として話さなければならないときに(もちろん練習なので例え話でもよいのですが)、マンツーマンだと気兼ねなくいろんな話題ができて非常にオススメです。

もちろん、発音やレベルなどを気にしなくていい、マイペースに質問もできるというメリットもあるので、初めて英会話を勉強するならグループ授業より料金が高くても、これだけは譲れない条件だと思います。

 

スタッフや講師の人柄がとっても大事!

会話が面白いと記憶に残りやすい! これはとっても重要です。

例えば、映画の話で盛り上がって、先生がある俳優さんについて、"The actor is weird."(その俳優さんキモイ)と言ってから、私の中でその俳優さんを見るたびに、『ああ、先生がweirdって言ってた人だ……。』と新しい単語を印象強く覚えることができました。(笑)

あと、スタッフさんが話しやすいと、勉強方法とか経験談とかいろんなことを相談できますし、スクールに友人がいなくともスタッフさんが友人になり、軽くおしゃべりをすることも。今日どんな授業だったかを話すことで授業の内容を簡単に復習することができます。こういうことはネットの英会話スクールだとなかなか気軽にできないことだと思います。

先の例でいうと、今日授業で”weird”という新しい単語が出てきました!と私が話したら、スタッフさんが「ええ!? あの俳優さんが!?」といってまた話が盛り上がってさらに記憶が深まりました。(笑)

(その後、たまたま見ていた映画でその単語が耳に入り、さらに記憶に焼きつきました。授業というエピソード記憶で単語を覚えると記憶が定着しやすいです。 )

 

会話ができる充分な時間

私が選んだ英会話学校の授業時間は「50分」で、これは初めて英会話を習うにはとても丁度いい時間だと思います。

最初に挨拶から始まって、自己紹介フリートーク(最近の出来事や英語に関する質問、宿題があればその回答など)に10~20分くらいかかるので、残りの30~40分でテキストの題材で授業が行われました。

フリートークの時間はとても重要です。自由に話せるので、質問したいことや話したい話題など、そもそも会話らしい会話ができることが何より実践的です。

インターネットを利用した英会話スクールでは短い時間の授業もあるようですが、そうなると話が盛り上がるところで授業が終わってしまうということが考えられるので、ある程度自分から話ができるくらいの自信がついてからの方が効率的だと思います。ただ、そうした場合でも、できるだけ話す内容を準備しておくことで内容の濃い授業になると思います。

とにかく、緊張すると時間はあっという間!に感じると思いますので、最初は授業時間が長い方がオススメです。

 

まずは、いろんなスクールの体験レッスンを受講してみて、自分に適した時間・教材・料金の学校を探して、そこで楽しく会話が弾むかどうかを考えて選ぶことをおすすめします。

はじめに

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このサイトができるまで

転職して会社で英語を使う機会ができたため、英会話の勉強をしようと思い、都内の英会話学校へ通い始めました。

勉強のやり方が少しずつわかってきて効率が上がり、3年目にしてやっと自分なりの勉強法が定着。そうこうして英会話も順調に上達しました!

せっかくなので、その勉強方法をまとめることで、これから英会話をはじめる方の参考になればと思いサイトを立ち上げました。

 

今後、以下のような内容を更新予定です。

語彙の増やし方
授業の予習復習方法
ノートのまとめ方
電子辞書の選び方
ヒアリングやリスニングの強化方法
よく利用する便利な外国語サイト
モチベーションの保ち方
映画やゲームによる趣味を活用した勉強法……など。
あくまで私個人のやり方ですし、まだまだこれからも勉強中ですが、少しでも誰かのお役に立てれば幸いです。